2013年4月28日日曜日

Doom 3: BFG Edition: そこはかとなく漂うクソゲーの香


泣く子も黙るFPSの金字塔にしてルーツであるDoomシリーズの最新作、Doom 3: BFG Editionのご紹介。

HD化されたDoom 3本編に拡張パックのResurrection of Evilと初出の拡張パックThe Lost Mission、さらにDoom とDoom 2をバンドルし、PlayStation 3、Xbox 360、PCに対応したエディションです。

Doom、Doom 2はオリジナル版をプレイしていたのですが、Doom 3のオリジナル版は未プレイなので、このBFG EditionがDoom 3初プレイです。なので、オリジナルDoom 3との比較はできません。その点はご容赦を。

プレイして最初に感じたのは、難易度低すぎ。登場する敵の数があまりにも少なく、ほとんどダメージを受けずにサクサク進んでします。後半はさすがに難易度が上がりますが、それでも敵の数は決して多いとは言えず、その割に弾は豊富に手に入るので、「敵の数よりロケランの弾の数の方が多いんじゃないか?」と思わずにいられませんでした。

FPSに慣れた人は、デフォルトのMarineでは難易度が低すぎると思うので、いきなりVeteran辺りから始めてもいいように思います。

ゲーム性もDoom、Doom 2とは大きく異なっています。

元々のDoomは、動きまくって撃ちまくって殺しまくるというスポーツ系FPSの元祖なわけですが、Doom 3はホラーゲーム的な展開を狙っていたように見えます。成功しているとは思えませんが。とにかく画面が暗いのですが、画面が暗けりゃ怖いってもんでもないですし。

BFG Editionでは普通にライトを点けることができますが、オリジナルのDoom 3ではライトと武器が背反で、武器を使うときはライトが使えなかったようですが、それなら難易度がかなり高かったでしょうね。何せ敵がろくに見えないでしょうから(笑)。

敵の登場の仕方も基本は不意打ち。後ろにテレポートしてくるか、からくり扉が開いて敵が飛び出してくるか。なんで火星の基地が忍者屋敷になってるのかは謎ですが。

最初のうちは驚いて焦りますが、毎回毎回後ろから登場されると、どうせ敵は後ろから現れると分かってしまうので、前方にまったく注意を払わなくなり、緊張感も無くなってしまいます。背後で何か音がしたら、振り返ってぶっ放す。そういう展開。

既にオリジナルのDoom 3をプレイした人はもとより、Doom、Doom 2が好きだった人にもお勧めはできない内容です。値引きキャンペーンの時に購入してみるのはアリだと思いますが、フルプライスで買う価値はないと思います。

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